不信任案?それどころじゃない!

国民が知りたいのは、総理の辞任の目処ではなく原発事故収束と復興の目処。
国民が望むのは、原発事故の原因解明と被災者が自立する為の支援の方向付け。
それら無くして、真の日本復興はありえないと思います。

家や家族や仕事を失い、未だ電気も水道も復旧せず、孤立した避難所暮らしを強いられる被災者も少なからずいる中。
あろう事か、国会は被災者救済を探る場ではなく、被災者を山車にした権力争いの場に成り下がってしまいました。
震災と以前から続く不景気で、明日をも知れぬ生活に涙も出ない人たちも多い中、何と悠長な事でしょう。

さらに、不信任決議案提出騒動の影で、土日を含むほぼ毎夕開催されていた政府と東電の合同会見が、2日の以降の開催の予定が立たなくなるという余波も。(レスポンス2011/6/1)

与党の座の奪回に手段を選ばぬ自民党はもとより、何かにつけて党を割る小沢氏とその派閥は結局採決を欠席し、復興支援や原発対応の遅さをして「急流だからこそ馬を乗り換える」と息巻いていたはずがあっさり反対に転じた民主党内の造反組。
自民・民主の「橋渡し役」の仙石氏は枝野氏を「総理の器」などと持ち上げ(枝野氏は乗りませんでしたが)、渡辺氏などは「菅首相は『自分は副総理でいいから』と、谷垣自民総裁に首相の座を手土産に大連立を打診すべきだった」などとのたまう有様。
特に鳩山氏の無節操さには、目に余るものがありました。
小沢氏の誘いに乗って菅降ろしに同調したかと思えば、「こんな時に不謹慎ですよ」と小沢派の足並みを乱し、挙句、菅首相に誓約書を突きつけに行き「復興基本法案の成立と平成23年度第2次補正予算案の編成の目処が立ったらら辞任する」という発言を引き出した途端に態度を翻して不信任案反対を表明。
その上、不信任案否決から一夜明けて
「不信任案(採決の)直前には辞めると言い、否決されたら辞めないと言う。こんなペテン師まがいのことを首相がやってはいけない」
「不信任案が否決されたら突然言葉をひっくり返して『そんなことを言った覚えはない』という人間だとすれば、不信任案に賛成すべきだった」(産経新聞2011/6/3)
などと発言する始末。

ですが、一番呆れたのは翌日以降も延々と「ポスト菅」だの「大連立」だのと馬鹿騒ぎをやめない永田町とマスメディア。
日本政府マジオワタ\(^O^)/

…という事にならない為にも、私たち一人一人がしっかりしなくてはならないでしょう。
北海道で起きた列車事故でも、乗務員に頼らない乗客自身の判断が彼らの命を救いました。(毎日新聞2011/6/6)
今回の震災、特に津波からの避難の例でわかったように、不測の事態で身を守るのは誰でもない自分自身の判断力だという事。
それは、これからの日本の舵取りにも言える事ではないでしょうか?
日本を守るのは、政治家や官僚や大企業や資産家だけではない筈です。
日本は、彼ら特権階級だけのものではない筈です。
私たちの故郷を、暮らしを、家族を、そして自身の生存権を守るのは、他でもない私たち一人一人だと思います。

日本に限らず、共和党と民主党内造反組がオバマ大統領に攻勢を強めるアメリカでも、単独政権が望めなくなったイギリスや政治空白が一年も続くベルギーなどEUでも、政党政治は既に限界にきているように思えます。
誰が首相になろうと、やるべき事は同じです。誰が首相にであっても、やり得た事は同じだったでしょう。
特別なリーダーリップなど必要ありません。首相を始め、政官財民それぞれが「真っ当に」役目を全うすればいいのです。
お上頼みも、もうここまでにしませんか?
一から十まで国に決めてもらわなければならない国民など、諸外国の言い成りと揶揄される政府・政治家とどう違うのでしょう?

誤解されぬよう念の為に。
私は所謂、無党派層です。特定の政党を支持してはいません。法案の中身ごとに投票しています。

>>メッセージのお返事
6月2日にメッセージをくれたなおさん。
私もほぼ同意見です。
民主党にも菅首相にも色々と問題はありますし、正直頼りないとも思います。
ですが、与党の足を引っ張るばかりで何ら建設的な提案もしない上に、原子力村の真相を闇に葬ろうと画策する自民党よりは毛一本程はマシかもです。
辞めれば「無責任」、留まれば「延命」と、どっちにしても文句しか言わないのは目に見えていましたし。
それにしても、本当に鳩さんは明日はどっちに向かって飛ぶのでしょうね。
ある意味、菅首相より危なっかしい。(^^;