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ポジティブシンキング?

「物は考え様」とはよく言ったものですが、最近こうも思ったりします。

東西の電力周波数がなぜ違う?
関電と東電の意地の張り合いか?
電力を西日本から融通出来たら計画停電はなかったのでは?
…といった意見が大半で、私も当初はそうでした。
でも今にして思えば、おかげで西日本は震災の影響を受けずに(部品品薄等を除き)電力的にはフル操業が可能でしたし、何より国民一人一人の節電意識が高まった事は寧ろ「吉と出た」と思います。
これなら先進国における人口減と相俟って、原発の無い文化的社会を作っていく素地になりそうです。
勿論、東日本の企業が停電で被った損害、為替相場や株価の乱高下による損失は「凶と出た」一面ですが…。

そして、民主党政権にもこう思います。
当初から「頼りない」「リーダーシップがない」「人材が乏しい」「よりによって防災予算を仕分けた」「外交下手」など案の定評判は散々。
ですが、東電による自民党への多額の献金が明らかになった(毎日新聞2011/4/9)事から見て、民主党の「不手際」故にこれだけ(といっても不十分ですが…)の情報が表沙汰になったのかもしれません。
もし、今も自民党政権のままだったら、恐らく東海村や刈羽原発の事故のように実態そのものを揉み消してしまった可能性も考えられます。

だからこそ、大連立などという翼賛化には反対と言わざるを得ません。
自民も民主も元は同じ党であり、どちらもが所詮寄せ集めとは言っても、最大野党が与党化してしまえば「身内の議論」に終始するばかりで、現状打破などとうてい望めなくなると思うからです。
超党派・超法規は「窮する国民を救う為の例外的措置」であって、権限や予算を取り合う為にする事ではありません。