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付き合いの長さと深さ

震災の復興資金が一円でも多く必要な中。
国内外の一般人から著名人、富裕層までが投じてくれた義援金の額はまさに鰻登り。

一方、国会議員は歳費の三割に当たる半年間で一人当たり三百万円をカットし、総額二十一億円を復興財源に充てる事になりました。(毎日新聞2011/3/31)
決断そのものは間違っていないし、「よくやった」と支持したいです。
…が、今までの日本政治の迷走振りと不正・利権・怠慢の数々からいえば「給料・手当て共々全額返上ものでは?」と言いたくなってしまいます。(^^;

天然資源に恵まれているものの、日本よりも貧しいモンゴルが外国の震災に対して全公務員から一日分の給料を募金として集めたのとは偉い違いに見えるのは気のせいでしょうか。(産経新聞2011/3/25)
救援部隊や支援物資まで送ってくれただけでなく、ODAや技術提供、鉱物資源取引、何より相撲を通して付き合いの深いモンゴル。
そのモンゴルが、アメリカの音頭で核廃棄物処理に困るアジアの「捨て場」にされかねないという話しは複雑な思いです。(ニューズウィーク2011/3/31)

そして、一度は見送られる話しもあった「思いやり予算」が、やっぱり可決されてしまいました。(;-_-) あーぁ...
ただでさえ、台所が火の車な所に母屋の一角が大破したとでも言うべき時、自宅警備員にボーナスを払っている余裕はないと思うのですが…。
さらに言ってしまえば、本当は日本政府が持たされているアメリカ国債を売ってしまえば、いくらかの資金を捻出出来る筈です。
しかし、空母派遣にヘリ、放水車、原発対応、何より大量の物資と人員の貸与と「トモダチ作戦」でこれだけ借りを作ってしまっては最早言い出せまい。
ただ、日本支援で普天間問題と「沖縄ゆすり発言」が帳消しになると米軍報道官が明言してしまったのは、あまりにも上手くなかったかと。(^^;
日本人には、恩を着せておいて尚それを言わない「無言の圧力」が効果的。
六十年以上の付き合いなのに「言わぬが花」という「空気」も読めないとは…。

そのアメリカとビキニ近海核実験補償問題を抱えるマーシャル諸島からも一万ドルもの募金が!
元大統領イマタ・カブア酋長を始め、お金の無い人は物品提供を申し出てくれたそうです。(マーシャル・アイランズ・ジャーナル紙2011/4/1)
南太平洋は親日国が多くて、ありがたいやら申し訳ないやらです。(つ▽T)
勿論、アメリカの支援と現地で活動する米軍兵士の働きには素直に感謝しています。これはこれ、それはそれです。