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天災は待ってはくれない

昨日のインドネシアとフィジーの間で発生した地震。
津波襲来情報で一部混乱があったものの、今の所は被害の報告はないそうです。

東京電力が原発から10km圏内の市町村に見舞金を支払ったそうです。
浪江町は受け取りを拒否したそうですが…。
本当に必要なのは一時的な見舞金ではなく、長期的な損害賠償、そして原因究明と組織改革(解体も含む)だと思います。

いくら危険で高くつくからといっても、日本全国全ての原発を即停止させる事は不可能です。
西日本までが電力不足に陥るだけでなく、原子炉というものは一度起動させたら反応を止めるのにかなりの時間を要するからです。(廃炉を待つだけで十年かかる)
幸い、タイからの非常用のガスタービン発電機二基を始め、アメリカからも発電機貸与の申し出がありました。
「必要な」火力発電所復旧・増設を急ぎ(天然ガスや微粉炭ボイラーは熱効率が良い上に煤煙も少ない!)、便乗しようとする「脱・脱ダム」に騙されないように。(笑)
例の「CO2削減25%」は「他の先進国もやれば日本もやります」という条件付なので、気にする必要はないでしょう。
今、大事なのはとにかくエネルギー効率を良くする事。そして、なるべく電力に頼らない生活を工夫する事だと思います。

震災が発生した三月十一日、福島第一原発四号機で定期点検作業をしていた東電社員二人が行方不明だった。
そして四月三日、その社員二人の遺体が発見された。二十四歳と二十一歳。前途ある若者がまた命を奪われた。
東電関連で確認された死者は計七人。最初の建屋爆発で負傷した四人、作業中に負傷した自衛隊員四人、そして被曝して入院していた関電工社員四人…。
これ以上、犠牲者が増えない事を只祈るのみです。