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年賀状→寒中見舞い化のすすめ

高齢、体調不良、疎遠、多忙…
様々な理由で「年賀状終い」をする人が増えているという昨今。
ただでさえ忙しい年の瀬に、元旦に届くよう年賀状を手配するのは確かに負担です。
それでも、あえてハガキでやり取りをしたい、疎遠だからこそ一年の報告だけはしたい、手製の年賀状を作るのが毎年の楽しみ…と様々な理由で「本当は続けたかったのに」と思っていた人もいるかもしれません。

そんな人に、我が家の『年賀状→寒中見舞い化』を是非ともお勧めしたいと思います。

これは読んで字の如く『年賀状の代わりに寒中見舞いを出す』事です。
寒中見舞いなら、松の内が明けて(※関東地方は1月8日以降・関西地方は1月16日以降)から大寒(※1月20日)か立春(※2月4日)までに相手に届けばいいので余裕を持って書けます。また、寒さが厳しい時期に体調を気づかう挨拶状という位置付けなので、自分や相手が喪中であってもお互いに失礼がありません。ハガキも、通常の官製ハガキで済みます。

筆者の両親が定年退職を迎えたあと、病気もあって大量の年賀状のやり取りが大きな負担になっていました。
そこで、今後は本当に親しい相手だけに限って寒中見舞いを出す事にしたのです。
職場だけのお付き合いの方、義理だけのお付き合いの方、遠方過ぎて冠婚葬祭ですら顔も合わせていない方などには、これまでのご縁に感謝しつつも高齢により今後の年賀状のお返事は致しかねる旨をハガキにしたためてお知らせしました。
それ以来、両親はこの習慣を10年余り続けています。年末の大仕事が一つ減った事で年末に体調を崩す事が格段に減りましたし、本当に親しい相手にだけ近況報告を楽しんで書いています。

ここで、年賀状と寒中見舞いの使い分けをおさらいしておきましょう。


【年賀状】
・新年を祝う年始の挨拶
・到着は元旦から三ヶ日(※1月1日~3日)以内が望ましい
・喪中の場合は出さない、送らない

【寒中見舞い】
・寒さが厳しい時期の気づかいの挨拶
・到着は松の内明け(※関東地方は1月8日以降・関西地方は1月16日以降)から大寒(※1月20日)あるいは立春(※2月4日)までが望ましい
・喪中の場合でも出せる、送れる


暫定こんな感じが無難かと思われます。明治以降の後付けマナーや戦後以降の謎ルールも多分に含まれますが、細かい事が気になる人や高齢者も多くいる世の中ですので、無用な角は立てずに平和に過ごしたいものです。

元々は、平安時代に年始の挨拶回りに行けない遠方の人へ送った挨拶状が年賀状の始まりとされ、社交界での付き合いが地位や出世を左右する貴族階級のコミュニケーションツールだったそうです。それが、飛脚便が整えられた江戸時代から庶民にも広まり、郵便制度が開始された明治時代にいつ投函された年賀状でも1月1日の消印を押して届けられるサービスが始まり、「年賀状は元旦に受け取るもの」というイメージが定着したものと思われます。

現在の自分のライフスタイルと価値観に合わせて、負担なく新年を迎えられる参考になれば幸いです。

ちなみに、我が家は大掃除も年末にはしません。家族全員が疲れていなくて、休みが重なった時が大掃除の日。今年は11月上旬に済ませました。


年賀郵便.jp|日本郵便株式会社(公式)
※年賀状の投函期日や年賀ハガキの交換についてなどの情報がFAQに有り