もはや、子供時代の『通過儀礼』の一つとも言える問いかもしれません。
昔の貴方は、何と答えていましたか?
まず、ある意味では「いる」。
モデルは、アナトリア(※現在のトルコ周辺)の神学者・聖ニコラウスと云う実在の人物です。
そもそも「サンタクロース/[英]Santa Claus」と云う名前は、「セント・ニコラウス/[英]Saint Nicholas」がオランダ語の「サンタ・クラウス/[蘭]Santa Klaus*」に訛った呼び名で、ドイツ・オランダ語圏の男性名"クラウス"は"ニコラウス"の愛称。
彼は窮困した家庭に煙突から金貨を投げ入れ、その家の娘たちが身売りされる所を救ったと云う伝説があり、これがオランダやドイツなどからクリスマスプレゼントの習慣として広まったとされています。
また、ある意味では「いない」。
赤い衣装は北欧神話の天空神・オーディン、さらにアメリカのデパートとコカ・コーラ社が“便乗”して出来上がった設定。
トナカイに引かせたソリは当然空を飛ばないし、本来フィンランドに住んでいるとされているのはオーディンです。
サンタクロースの基礎知識|サンタクロース村ロヴァニエミ市公認サイト
サンタの歴史:聖ニコラウスが今の姿になるまで|ナショナルジオグラフィック 2017.12.19
サンタクロース|フリー百科事典 ウィキペディア
子供たちに向けた夢のあるメッセージなら、『世界一有名な新聞記事』の一つで知られる『ニューヨーク・サン』1897年9月21日付の社説が良いでしょう。
当時8歳の少女ヴァージニア・オハンロンの投書に、論説委員フランシス・チャーチが答えるべく書かれた、心温まる文章です。
"Yes, Virginia, there is a Santa Claus" サンタクロースっているんでしょうか?|世界の民謡・童謡 worldfolksong.com
しかし、です。
“サンタクロース”なる存在が実在するか?しないか?など、個人的には野暮な話しです。
誰かが誰かを想って贈り物をする行為そのものが、“サンタクロース”と云う『概念』なのだと思っています。
そう云う訳で、クリスマスを良い機会として、貴方も誰かに心の込もった『贈り物』をしてみませんか?
聖ニコラウスのように、どこかで苦しむ誰かに小さな善意を贈るのも、素敵な思い出になるのではないでしようか。
チャリティーサンタ|NGO法人
※「あなたも誰かのサンタクロース」を合言葉に、プレゼントが貰えない貧困家庭へ特別な想い出を届ける取り組み。
…他にも、クリスマスはキリスト教系団体を中心にチャリティー活動へのボランティアや寄付を募集しています。
今はネットを通じてこうした取り組みにも気軽にアクセス出来る時代。ポータルサービスを通して、ポイントでの寄付も可能な所もあります。
ぜひ、活動に共感出来る慈善団体や事業を探してみて下さい。
"Merry X'mas!" is coming soon...