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【読書のすゝめ】地球はエアコン付きの温室ではない

ファッションにトレンドがあるように、経済のテーマにもトレンドがあります。
近年のそれは目下、『脱・炭素』や『SDGs』あたりでしょうか。

80年代頃は『環境問題』というネーミングで、森林伐採や焼畑農法が槍玉に挙げられたものでした。
間伐材を再利用した割り箸は森林破壊の象徴と糾弾され、プラスチック製のマイ箸が持て囃されると云う、ミレニアル世代が見たら卒倒するようなご時世も今は昔。

地球環境について本気で語るなら、とりあえず以下の本は読んでおく事を個人的にはお勧めします。
ファッションや社会運動のような一過性のムーブメントには旬がありますが、地学やエネルギー戦略などに"本気"で取り組むのであるのなら、それからでも遅くはありません。


人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか』中川毅:著

気候文明史 世界を変えた8万年の攻防』田家康:著

地球46億年 気候大変動 炭素循環で読み解く、地球気候の過去・現在・未来』横山祐典:著


本を読む時間がないと云うせっかちさんは、とりあえず「小氷期」「マウンダー極小期」「ミランコビッチサイクル」でググってみてください。
さらによろしければ、地球誕生から現代までの平均気温および大気成分の内訳の推移をざっくりでいいので一読する事をお勧めします。

『理想』には夢があり、『理念』には良かれ悪しかれ"思惑"があります。
その理念に込められた"思惑"は、一体"誰の為"に"何の為"に実現させようとしているのか?
私たちが守るのは、地球なのか?人類の生存圏なのか?それとも…