熱海 土石流から3週間 県と市の盛り土への対応を調査|NHK 2021.7.24
熱海 土石流 約2時間にわたり繰り返し住宅地に|NHK 2021.8.3
土石流発生の瞬間の様子を撮影した映像はSNSに投稿され、国内外のメディアでも大々的に報じられました。
にもかかわらず、災害の原因に関する報道は次第にトーンダウン。
そこには、マスコミが最もタブー視する「ある勢力」の存在が見え隠れしていました。
災害後の調査の結果、土石流の発生元となった盛り土には不法投棄された産業廃棄物が混ざっていた事が発覚。
この盛り土を行なったのは、この土地を以前に所有していた「小田原グループ」の「新幹線ビルディング」という不動産会社でした。
登記簿上の社長は「天野 二三男」氏という人物。
先の会社の他にも「株式会社ランディ」や「ロジック合同会社」と共に土地の管理に関わっており、小田原城の近くに「ランダムハウス」という高級集合住宅地の管理も行っているようです。
また、組織犯罪処罰法違反と違法収益で二度の逮捕歴があるとか。
現在は、自由同和会神奈川県本部会長を務めています。
天野二三男の経歴には逮捕歴?2009年に捕まった内容や現在までの経緯を調査!|気になるっとブログ(個人ブログ) 2021.7.9
天野二三男(新幹線ビルディング)の顔画像・Facebook・経歴を調査!逮捕歴あり!|シャッターストライク(個人ブログ) 2021.7.6
※報道機関の元記事は削除されてしまっていたので引用しているブログをリンク
この「自由同和会」は自民党の友好団体に登録されている保守派の同和団体。
自由民主党本部の8F大ホールで定例の全国大会を開催したり、自民党の「人権問題等に関する懇話会」や「人権問題等調査会」に出席するなど、自民党とは深い関係にあります。
また、会員には土木建設業者が多い事も特徴です。
熱海・伊豆山の土石流発生ポイント、谷を埋めた時点の所有会社代表は自民党系同和団体神奈川県本部会長、現所有者は麦島善光氏(ZENホールディングス創業者)|木下黄太のブログ 2021.7.4
熱海市土石流 崩落の盛り土を したのは 「同和系列の会社」|示現舎 2021.7.6
似非同和問題、被差別部落問題の意味とは?|事実を整える(個人ブログ) 2018.3.21
さて、土石流災害に話を戻します。
原因となった土地の「新幹線ビルディング」による開発は、熱海市議会でも「同和案件」と認める発言が議事録に残っていました。
「新幹線ビルディングは同和系列の会社でございまして、ちょっと普通の民間会社と違います」熱海市議会答弁、今回の土石流崩落現場も含め複数箇所で土砂災害等のトラブル→「悪徳企業」と市議が公然指摘していた過去|木下黄太のブログ 2021.7.7
静岡県と熱海市の調査によると、大体以下のような経緯があったとの発表でした。
2007年に神奈川県小田原市の不動産業者(※)が県の条例に基づき熱海市に土地造成計画を届け出。
↓
2009年に土砂の搬入を開始。
県の条例で土砂の流出や崩壊を防ぐ対策を講じるよう定められているが、当初から川の上流部の谷に土砂が置かれたままになっていた。
↓
県と市の担当者が、土砂が沢沿いに流出する危険性を指摘。
業者側に土砂の表面を押し固めるか、せき止める措置を取るよう対策を求める。
↓
2009年12月、市に対し盛り土を3段に固め、堰堤を設置する計画書を提出。
その後も業者による土砂の搬入が続き、市が2度工事の中止を要請。
↓
県の条例で災害防止に必要と認められる場合は土砂搬入の停止を命令できる規定があるが、命令が出された記録は未確認。
結果、盛り土は当初の計画を大幅に上回る規模のまま放置。
↓
2011年、現所有者「麦島建設」創業者・麦島善光氏が土地を取得。
これら熱海市に届け出がされた計画を大幅に超える規模の盛り土が、今回の被害を拡大させたと見られています。
静岡県は、盛り土への対応が県と市の間で適切に引き継がれてきたかを現在調査中との事です。
この盛り土について県と市は土砂の搬入が始まった時点で、流出の危険性があるとして盛り土を造成した「新幹線ビルディング」と対策を協議していました。
さらに「新幹線ビルディング」から土地を買い取った麦島氏とも対策を協議しており、2013年には麦島氏側から県に対して安全対策に関する文書が提出されていました。
しかし、
「前の土地所有者が熱海市の指導を無視して放置した伊豆山漁港及び逢初川下流水域への土砂崩壊による二次災害防止の安全対策工事を施工する」
と記されていたにもかかわらず、その後安全対策工事が実施されたのか、そして県や市が対策が実施されたかをどこまで確認していたのかは調査中という事で明らかになっていません。
土地の現在の所有者である麦島氏は、22歳で建設会社を創業して以来、企業買収や学校法人経営を通じた不動産投資を営む人物。
また、自身が創業した麦島建設の社長を務めていた善太郎という弟がいるそうです。
彼らは法人税を脱税した容疑で逮捕・起訴されており、1992年の控訴審では兄に懲役2年、弟には懲役1年6ヵ月の実刑判決が下されています。
【熱海土石流】麦島善光にも前科が!zenホールディングス会長の経歴|そらてんにっき(個人ブログ) 2021.7.16
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名古屋高等裁判所 平成3年(う)221号 判決|学術研究機関 大判例法学研究所
あれだけの被害、あれだけの犠牲者を出しながら、その原因が公開出来ないのだとしたらあまりにも不自然と言わざるを得ません。
行政が許可を出している以上、熱海市民や静岡県民には納税者として知る権利があるはずです。
また、もしもこれらの関係者や会社がごく普通の一般市民や一般の会社だったとしたら、果たしてマスコミは同じようにトーンダウンしたでしょうか?
同和問題には、曖昧模糊としてきた故の根深い病巣が燻っていますが、真に差別なき立場・差別なき社会を望むなら、一人前の権利を得る分だけ一人前の責任も負って然るべしではないでしょうか。
勿論、全ては未だ「調査中」。
過去の行いや状況証拠だけで真相を決めつけるのは、ただの推測に過ぎません。
厳正な調査と正直な情報公開、そして全ての疑惑と犠牲者遺族の無念が晴れる事を期待したいと思います。
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