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【2020年版】Windows→Mac移行時にあわてた”5つの出来事”

20年来のWindowsユーザーが度重なるエラー対応に嫌気がさして、とうとうiMacに乗り換えた半年分の奮闘記です。
winからmacへ乗り換えを検討中の方、まさに今乗り換え真っ最中でマニュアルに無いトラブルにぶつかってお困りの方など、何らかの参考になれば幸いです。


win7のサポート終了に伴い、半ば強制的にPC買い替えを余儀なくされた2019年。
私は、盛大に溜め息をつきました。

「もう嫌だ…。もう、Windowsやめるわ…」

【WindowsからMacに乗り換えたくなった4つの理由】

1. OSバージョンアップの度に激変するインターフェイス、前バージョンOS下で作成したファイルが読めなくなる等、操作性・互換性の悪さに付いて行けなくなった。(※XP→7は唯一の例外。夢のように快適でした!)

2. OSのバグやセキュリティホールが多過ぎて、エラー対応に追われる度に作業が滞りまくるのでウンザリ。

3. サポート終了の度に、膨大な選択肢から新PCを選ばなければいけないので一苦労。

4. 外観デザインやケーブルのごちゃつき感が部屋とミスマッチ過ぎて、在宅ワーカーにはちょっとしたストレス。(※寛ぐ空間と作業する空間が同じ部屋になってしまう間取りなので気分の切り替えに難有り。)



ガラケーから初めて買い替えたスマートフォンがiPhoneだった為、iOSの操作性・快適さは実感済み。
それでも、本当にMacに買い替えて大丈夫だろうか?と、しばらく悩みました。
何せ、win同士の買い替えでさえ、ほぼ毎回えらい目に遭ってきた身の上…。PC買い替えは、まさに"決闘"。準備に準備を重ねて挑む心算でした。

【MacにないWindowsの3つのメリット】

1. ゲームを始めとした対応アプリの圧倒的な豊富さ。Windows専用アプリもまだまだ多い。

2. ハードの選択肢が豊富。ネットサーフ、ゲーム、音響、プログラミング、グラフィックetc…殆どの分野に対応可能。

3. コスパの良さ。低価格PCではMacに圧勝。



【WindowsにないMacの3つのメリット】

1. MacにWindowsを同居させる機能”Bootcamp”が最初から付いている為、別OSの同居に特別な技術がいらず、いざとなればwin専用アプリも使用可能(※2020年6月にAppleが脱・インテルしてBootcampを止めるかもしれない可能性に言及。要注意!)

2. ハードのラインナップが洗練されているので、目的に照らし合わせて選べば迷わない

3. 近年はコスパが良い傾向に。高価格帯のWindows搭載PCとの差は殆ど無い。

※補足
Macはドライブが標準装備されていないので外付けCD/DVDドライブも同時に購入しておくと、ディスク版アプリのインストール、音楽CDの録音、映像DVDの再生に便利。Blu-rayにはサードパーティー製ドライバウェアが別途必要なので注意。



ショップで実物を何度か見つつ、PC雑誌や移行ガイド本、実際に乗り換えを経験された個人ブログなどを読み漁った結果、やりたい事が出来るスペックを満たしていたiMac購入を遂に決断。
店舗のスタッフさんやAppleサポート、公式FAQの知恵もお借りしながら、それでもマニュアルにない事態の連続でやはり七転八倒の乗り換えと相成りました…。
結果、機種・周辺機器選択に3ヶ月、移行・初期設定に3ヶ月かかりました。増税前に購入したものの、年末から年度末は多忙で放置、続きはステイホーム期間を全て費やしました。


【いざMac移行時にあわてた5つの出来事】

1. オンライン環境とアカウントが必須、あとパスワード

Apple製品は、常時接続が原則です。
旧PCから新PCへの移行機能も、Wifi環境下を前提とした設計になっています。移行ケーブルはありますが、別売です。
安定したネット環境、特に自宅Wifiの導入をお勧めします。

また、OSの認証からテクニカルサポートまで、あらゆる場面でアカウントを要求されるので、この機会にApple IDを新規登録しましょう。
一つのApple IDで、iMac, iPhone, iPad, iPod等、Apple製のあらゆる端末の管理、さらにApple社が提供する全てのサービスに申し込みが可能になります。
先にiPhone等を持っている場合は、そのApple IDを入力して紐付けしましょう。
出先でスマホで撮った写真を自宅のPCですぐに加工出来たり、スマホで書いたメモをPCで仕上げたりも出来て便利です。この記事もそうやって作りました。

そして、意外な曲者が起動パスワード
セキュリティを高める為にと英数字の組み合わせを推奨してきますが、数字の組み合わせにとどめておいた方が無難かと思います。
大きな声では言えませんが、正しいパスワードを入力しているにもかかわらず、mac側が認識出来ずにPCが起動出来なくなってしまう例があるようです。
私も、Appleサポートの指導のもとで初期設定を行ったにもかかわらず、英数字を組み合わせたパスワードが見事に弾かれました。


2. 代替アプリの悲喜交々

Microsoft Officeは、win/mac両用版なので問題無し。これが使えないと話にならないので。

ブラウザメールは、OSに依存したアプリを使用してしまうと、今後のPC買い替えやアプリが廃止になった時に面倒なので、サードパーティー製を使用しています。
私の場合は、長年愛用してきたMozilla社のFirefoxThunderbirdにmacでも続投願いました。
旧PCで使用していたプロファイルを新PCにインストールしておいたアプリにプロファイルマネージャー等で追加・既定に設定する事で、ブックマークやこれまでのメールが全て移行出来ます。
…とは云っても、Thunderbirdでは最初、サブフォルダが消えたように見えてヒヤリ!
結局、[移動]メニューから見えなくなったフォルダに順次移動していくと元に戻りました。

PhotoshopIllustraterは、Adobe Creativeの年会費7万円超と云うとんでもない高額さにmac版を断念。…すごい額だろ?年会費2年分で旧CS版が一本買える計算なんだぜ? ∑(゚Д゚)
幸い、psd形式に互換性があったのと、最低限ながらベクトルデータを扱える事から、CLIP STUDIO PAINT(win/mac両用)の購入版に乗り換えました。

テキストは基本winデフォルトのメモ帳(.txt形式)だった為、macデフォルトのテキストエディット(.rtf形式)で編集すると、改行が認識されなかったり文字化けが生じる事が発覚。
そこで、今後はフリーウェアアプリのテキストエディタmi(エムアイ)(mac専用)を使用する事に。
文字コードを[shift_jis]、改行コードを[CR+LF]にすれば、winのメモ帳で書いたテキストもスムーズに編集可能です。
国産アプリなので日本語対応。インターフェースもシンプルで覚えやすいと思います。
ちょうど、web制作にtera-pad(win専用)の代替エディタも探していたので、miの機能は一石二鳥でした。

FTPは、フリーウェアアプリFFFTP(win専用)から、FileZilla(win/mac両用)に乗り換え。
公式サイトは英語ですが、インストール後に日本語版への設定変更が可能です。
また、FFFTP側にFileZillaへのエクスポート機能があり、とても助かりました。
転送設定の移行手順は、FFFTP(win)→FileZilla(win)→ FileZilla(mac)です。

音楽はWALKMAN派なので、xアプリ(※配布終了)を使用してきましたが、この機会にiTunes(=Apple Misic)に乗り換え。
Windows版iTunesへの読み込みは、膨大な重複だらけだったものの、フリーウェアアプリ"x-アプリ プレイリスト出力ツール"のアシストのおかげで一つのデータも無くさずに済みました。
しかし、mac側でライブラリを読み込むのに、またしても四苦八苦!
今度は、iTunesで購入した古い曲以外が空っぽで、一瞬焦りました。試行錯誤(※大変過ぎて記憶が飛ぶw)の末、何とかアルバムは全曲復元出来たものの、プレイリストはとうとう復元出来ず…。xアプリから書き出しておいたm3u形式ファイルの絶対パスをちまちま書き換えてはインポートする日々です。(T□T)
念の為に、win側のiTunesでプレイリストもエクスポートファイルを作成しておく事をお勧めします。

ゲーム製作の環境だけはwinでしか対応不可能だったので、その他の保険も兼ねてBootcampWindows10を導入。
ダウンロード版とパッケージ版がありますが、2019年秋時点では家電量販店のパッケージ版が最安値だったのでそちらを購入しました。
ちなみに、OSのパーティションは作業量に応じて以下の割り当てに。

→SSD 500GB [ mac 305GB / win 195GB ]



何故かキリのいい数値にスライダーが動いてくれなかった結果…orz


3. ファイル保存は汎用性を重視

事前にフリーウェアアプリ等で、互換性の高い拡張子に変換しておくべし。
特に、OSに依存した形式は今後の環境変化次第で読めなくなるばかりか、外部とのデータのやり取りでも不便を強いられます。

以下は、win/mac両方で再生・編集可能な拡張子の例。

音楽・音声=mp3, m4a (※wavはアートワークや曲情報を覚えられないので使い分けを。)
映像=mp4, m4v
画像=jpg, png
文書=txt, pdf




4. 外付けHDDのフォーマット方式


結論から云うと、win/macで両用可能なのはexFAT(GUID)方式(※win7以降に対応。XP以前はMNR”マスター・ブート・レコード”方式。)
フォーマットは、mac側で実行した方が無難そうです。

私の場合、写真やグラフィックを始めとした20年分の大容量データがあるので、アプリ以外は全て外付けHDDを保存先にしてきました。
なので、macでは以下の構成でデータ管理をする事にしました。

→外付けHDD - 01 / 2TB
MacOS拡張(HGS+) 500GB / Time Machine専用
exFAT(GUID) 1.5TB / データ保存

→外付けHDD - 02 / 1TB
FAT32(MNR) / データ保存バックアップ (※結果的にフォーマットの必要無し)



まず、必要なデータをバックアップ用HDDか旧PCに避難させた上で、用意した外付けHDDをmacのディスクユーティリティでフォーマットし、パーティションを割り当てます。
…が、いくつかの手順を踏まないと上手くいかないようです。

→ [Finder]>[環境設定]>[一般]>[外部ディスク]のチェックをオン

→[移動]>[ユーティリティ]>[ディスクユーティリティ]>[表示]>[全てのデバイスを表示]をオン

→任意のボリュームを選択>[消去]>フォーマット方式を選択

→APFSかMacOS拡張で先にフォーマットしないと、パーティションを割り振るコマンドが有効にならない。



まず、NTFS(=win専用形式)だったHDD-01をMacOS拡張(HGS+)にフォーマット。500GBを残して1.5TBをパーティション分割し、exFAT(GUID)にフォーマット。
exFAT側に持ち越したいデータをコピーしたら、あとはmacでMacOS拡張(HGS+)側をTime Machineの保存先に指定して完了…のはずでした。

ところが、winでフォーマットしたらmacに繋いでも認識されない、その逆もまた然り…と云う綱渡りが続きました。
幸い、フォーマットの必要がなかったHDD-02内にデータ自体は無事でしたが、20年分のデータを持ち越せないのか!?と気が気ではありませんでした。
しかし、諸用で4日ほど放置(=結果的に放電された?)したのちに、駄目元で前回とは違うポートに繋いだ所、2台ともあっさり認識されて拍子抜けすると云うオチが待っていました。(^^;
それ以来、怖くてポートから抜けません。掃除や模様替えの時は、PC本体の電源をオフにした上で、USB側でなくHDD側を抜き差ししています。


5. セキュリティアプリとTime Machine無限ロードの罠


winでも動作が軽くて快適だったESETをmacにも導入…した所、Time Machineバックアップが何時間経っても終わりません!
ググったら、セキュリティアプリのスキャン対象からTime Machineとその保存先を除外すると改善するとの事で、実際その通りでした。

→ESET Cyber Security Proの場合
[設定]>[詳細設定]>[一般]>[除外]>Time Machine本体と保存先フォルダを除外リストに追加




…以上、私のWindows→Mac乗り換え噺"序章"でした。

20余年のIT経験から言わせてもらいますと、”簡単”、”誰でも出来る”、”〜するだけ”といったフレーズは、十中八九、誇大広告です!(※当人比)
本来、デリケートな精密機器にトラブルは付き物。第一、使用環境がユーザーごとにてんでばらばらともなれば、何が起きても不思議ではありません。
自分が機械音痴なのか買い物運が悪いのか、ITの導入とメンテナンスに人生の何割を費やしているのかと思うと、「その時間でもっと他の事も出来たなぁ…」とSEでも何でもない身としては気が滅入るばかり…。orz
それでも、ITから受けられる恩恵の数々は素晴らしく便利な事ばかりなので、血反吐を吐く思いをしてでも身に付ける価値がありますけどね。

しばらくは、代替アプリの山のような操作手順を覚える苦行の日々になりそうです。
美しいフォルムに似合わずじゃじゃ馬なiMacですが、キーボードとマジックマウスの快適さ、モニター画質の鮮明さ、意外と悪くなかった音響、スタイリッシュでスマートな佇まいに、これまでに無い満足感を感じられたのは幸いでした。
長年お世話になった先代Windowsのように使いこなせるよう頑張ります!

そして、痒いところに手が届くお役立ち情報を公開してくださっていたSE系ブロガー有志の皆さんに感謝と賛辞を!m(_ _)m