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電気という縁の下の力持ち

首都圏における今日の計画停電は中止。
暦の上でも休日ですが、停電の上でも一休みです。
停電に併せて一日のスケジュールを組み立ててきた数日間。
今まで、どれだけ便利で満たされた生活をさせてもらっていたか、改めて実感しました。

いつでもお店はやっているから、必要なものはいつでも買える。
いつでもPCは立ち上げられるから、いつでも執筆は出来る。
いつでも食事の支度は出来る。いつでもお風呂は沸かせる。
いつでも銀行や役所の手続きは出来る。いつでも電車で友人に会いに行くける。
全てはこの日本という社会基盤、それを支えて日夜働く人々、そして電力によって可能だったんですね。
「電気を大切にね♪」
東京電力のCMの言葉が、今は重い意味を持っています。

原発に、とうとう放水が届き始めたとの事。米サイエンスの専門家曰く、「やらないよりは、やった方が良い」との意見。
関東の放射能レベルも相変わらずレントゲン一回分の40分の1程度。
一回健康診断に行ったとでも思えば、買い物も通院も怖くありません。(笑)
農産物等とて、放射能が検出されたと発表がなされた以上、小売店がそれを店頭に置く事はないはずです。
店の信用に関わりますから。
それを言ったら、防護服一枚で上限に迫る放射能を浴び続けている作業員の方々は、どうなってしまうのか。
国が打ち出した、彼らへの治療費等の全額負担は、至極当然の措置だと思います。
しかし、東京電力の「炉の廃棄」発表は遅過ぎるものであり、海外メディアの方が現状の報道が早いなど、はっきり言って東電上層部と政府への不信感は拭い去れません。
ですが、寒さと余震と放射能の中、徹夜で作業を続ける方々は、上からの命令に従うしかなく、上からの情報を信じるしかないのです。
私たち一般市民も、最も危険な現場に踏み止まってくれている彼らの勇気と行動を信じるしかないと思います。
勿論、自分の頭で考えながら…。
あとは、IAEAの調査と発表に、国際機関としての公平性を期待したいです。

私も同居する家族も、まだ首都圏を動こうとは思いません。(まぁ、政府要人や経団連がまだ逃げ出さない訳ですから(笑)
正直、政府を信用している訳ではありません。
ですが、風評に惑わされてもっと酷い選択をしてしまう事態だけは避けたいのです。
九州の新燃岳は未だ噴火が収まらず、地盤が刺激された東京・東海・南海で大地震が起きる可能性もあり、北陸や関西とて何事もない保障はありません。

放射能で将来死ぬか、大震災ですぐに死ぬか。
自然災害で命を落とすか、人間同士の争いで命を絶たれるのか。
既に日本中…否、世界中のどこにも「絶対安全」な場所などないと思います。
「安全神話」とは、やはり「神話」であって、現実ではない。
それが今、目の前で時々刻々と証明されているのではないでしょうか。

>>メッセージお返事
3月18日にメッセージをくれたなおさん
何だか素人目には、あの人が一番まともに仕事をしてるように見えてしまいます。
どこの国の官房長官だかわからなかった方を補佐になどして、今後の仕事を邪魔されないかが少し心配ですが…。
そして、連日のようにコメントしてくれて、本当にありがとうございます!
こんなにも良い友達に恵まれて、私は幸せ者です。(T▽T)